『愛は地球を救う』とは? 完結済み全5巻の痛快学園コメディ
『愛は地球を救う』は、白泉社から刊行された武藤啓による学園コメディ漫画です。全5巻というコンパクトな構成の中に、笑いとアクション、そして胸キュンの王道ストーリーが凝縮されています。
本作の魅力は、「花とゆめ」黄金期を彷彿とさせるエネルギッシュでテンポの良い作風。昨今の繊細な心理描写中心の作品とは一味違う、スカッとする読後感が特徴です。なお、物語の本編は第4巻できれいに完結しており、最終第5巻は主人公たちの中学時代などを描いた番外編・短編集という構成になっています。まずは4巻まで一気に駆け抜け、その余韻で5巻の深掘りを楽しむのがおすすめです。
あらすじ:地味系女子を目指す元ヤン・のえるの受難
かつては地元で名を馳せた元ヤンキーの少女・藤原のえる。彼女は親友の裏切りによって退学に追い込まれた過去のトラウマから、新天地の高校では「決して目立たず、地味で平凡な女子高生として生きる」ことを固く誓っていました。
眼鏡をかけ、猫をかぶり、ひっそりと過ごそうとした矢先、のえるは転校早々に学園のトラブルに巻き込まれてしまいます。そこで思わず持ち前の腕っぷしと正義感を発揮してしまったことで、学園の何でも屋集団、通称「ボランティア」のメンバーに本性がバレてしまうことに。「元ヤン」という弱みを握られたのえるは、秘密を守る条件として強制的に「ボランティア」に入部させられ、個性的なメンバーたちと共に学園の平和を守るドタバタな日々を送ることになります。
『愛は地球を救う』が面白い3つの理由
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ヒロインが強い! 腕力と男気でトラブルを解決する痛快さ 主人公・のえるは、守られるだけのヒロインではありません。いざとなれば自慢の腕力で悪を成敗し、困っている人がいれば放っておけない「男気」あふれる性格が最大の魅力です。ウジウジ悩むよりも先に行動する姿は見ていて清々しく、読者に強烈なスカッと感を与えてくれます。それでいて、自身の恋愛に関しては不器用で素直になれないギャップも愛おしいポイントです。
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「花とゆめ」黄金期を彷彿とさせる、王道のドタバタ学園コメディ 恋愛相談から用心棒、時には学園の七不思議まで、あらゆる依頼を解決する「ボランティア」部。90年代〜00年代の少女漫画に見られたような、漫才のような掛け合いと、シリアスとギャグの絶妙なバランスが楽しめます。一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす、賑やかで温かい群像劇としての完成度も高い作品です。
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じれったい恋模様と、きれいにまとまった完結の満足感 「ボランティア」のリーダー・如月海との関係は、喧嘩ばかりしながらも少しずつ信頼と恋心が育まれていく王道の展開。素直になれない二人のじれったい距離感は、コメディの中の良きスパイスとなっています。物語は中だるみすることなく進み、本編最終巻である4巻ではしっかりとした結末を迎えます。週末の一気読みで、確かな満足感を得られる良作です。
『愛は地球を救う』はこんな人におすすめ!
- 守られるだけのヒロインより、戦う強いヒロインが好きな人:自分の足で立ち、拳で道を切り開くのえるの姿に元気をもらえます。
- 90年代〜00年代の『花とゆめ』作品のノリが好きな人:王道の学園モノ、ドタバタコメディ特有の明るくパワフルな雰囲気を求めている人に最適です。
- スカッとする学園モノが読みたい人:勧善懲悪な展開と、少しずつ進展する恋の両方をサクッと楽しみたい人におすすめです。