『赤ずきんチャチャ』とは? 90年代りぼんが生んだシュールギャグの名作
『赤ずきんチャチャ』は、彩花みん先生によって描かれ、90年代の少女漫画雑誌『りぼん』の黄金期を支えた人気ギャグ漫画です。テレビアニメ版では「愛と勇気と希望」で変身するマジカルプリンセスの活躍が描かれましたが、原作漫画にはそのような変身バトル要素はありません。その実態は、作者の鋭いセンスが光るシュールギャグの宝庫です。
全13巻(文庫版全9巻)という手に取りやすいボリュームに加え、近年アニメのBlu-ray BOXが発売されるなど、令和になった今でも再評価され続けている作品です。
あらすじ:魔法の国で繰り広げられるドタバタな日常
物語の舞台は、魔法の国にある「もちもち山」。そこで世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として暮らすのが、主人公の赤ずきん・チャチャです。彼女は魔法使いの卵ですが、その腕前はまだまだ未熟。「雲(くも)」を出そうとして「蜘蛛(くも)」を出したり、「あめ」を出そうとして「飴」を降らせたりと、失敗ばかりの毎日を送っています。
チャチャの周りには、幼馴染で狼男のリーヤや、セラヴィーのライバルである魔女どろしーちゃんの弟子・しいねちゃんなど、個性豊かな面々が集まっています。彼らが入学する魔法学校「うらら学園」を舞台に、変人奇人だらけの先生やクラスメイトたちとの、ハチャメチャで笑いの絶えないスクールライフが繰り広げられます。
ここが面白い!『赤ずきんチャチャ』の3つの魅力
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アニメ版とは異なる原作の「キレのあるギャグ」 アニメを見ていた多くの人が抱く「正義のヒロインが悪を倒す」というイメージとは異なり、原作はボケとツッコミの応酬がメインです。変身シーンや世界を救う重い使命がない分、純粋にギャグ漫画としての完成度が高く、一度読むとクセになる独特の「チャチャ・ワールド」が楽しめます。
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強烈な個性を放つセラヴィー先生とどろしーちゃん チャチャたちの保護者ポジションであるセラヴィーとどろしーですが、この二人の存在感は主役級です。世界一の魔法使いでありながらチャチャを溺愛しすぎるセラヴィーの常軌を逸した行動や、そんな彼に振り回されながらも鋭いツッコミを入れるどろしーの掛け合いは本作のハイライトの一つです。
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全13巻で完結する読みやすさと満足感 長編化しやすい人気作品の中で、本編が全13巻できれいに完結しているのも大きな魅力です。週末の一気読みにも最適なボリューム感で、読後の満足感も十分。さらに、大人になったチャチャたちを描く続編『赤ずきんチャチャN』へと読み進める楽しみもあります。
『赤ずきんチャチャ』はこんな人におすすめ
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90年代りぼん世代 かつてアニメや本誌で親しんだ世代こそ、今改めて読み返すことで、子供の頃には気づかなかったシュールな笑いのセンスや、ちりばめられた小ネタの数々に新たな発見があるでしょう。
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シュールなギャグ作品が好きな方 『魔法陣グルグル』のような、ファンタジー設定を活かした独特のギャグセンスが好きな方には特におすすめです。常識が通じないキャラクターたちが織りなす予想外の展開は、笑いのツボを的確に刺激します。
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気軽に一気読みしたい方 複雑な伏線や重厚なストーリーを追うよりも、頭を空っぽにして笑いたい時、この作品は最適です。短い巻数で完結し、読後感が非常に明るいため、気分のリフレッシュに役立ちます。