『バケルくん』とは?藤子・F・不二雄が描く変身ドタバタ劇の隠れた名作
『ドラえもん』や『パーマン』の生みの親、藤子・F・不二雄によるSF変身ギャグ漫画です。宇宙人から授かった不思議な人形を使って、さえない小学生が個性豊かな別人になりすます奇想天外な物語。映画『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』での共演でも知られる、藤子ファンなら押さえておきたい「すこし・ふしぎ」な一作です。
指一本で別人になりすまし?『バケルくん』のあらすじ
主人公は、勉強も運動も苦手な小学生、須方カワル。ある日、町外れの屋敷で宇宙人から不思議なカバンを譲り受けます。中に入っていたのは、等身大の精巧な人形たちでした。
人形の鼻のボタンを押すと、カワルの実体は消え、精神が人形に乗り移ります。運動神経抜群の少年「バケル」、天才少女「ユメ代」、大金持ちの「バケ左衛門」など、個性あふれる「バケ田一家」の姿を借りて、カワルは刺激的な二重生活をスタート。しかし、見た目は完璧でも中身は小学生のカワルのまま。そのギャップが予期せぬトラブルを巻き起こします。
『ドラえもん』映画でも活躍!『バケルくん』が面白い3つの理由
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誰もが抱く「変身願望」を叶えるSFギミック 「もしも、あんな風になれたら」。そんな変身願望をユニークな設定で描いています。姿だけでなく、身体能力や社会的地位まで手に入る爽快感は格別です。一方で、意識や性格はカワルのままなので、完璧な外見と中身のボロが生むギャップが笑いを誘います。
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人形を同時操作する「マルチタスク」なドタバタ劇 本作の大きな特徴は、複数の人形を同時に操れる点です。しかし意識は一つしかないため、あっちの人形を動かしながら、こっちの人形で会話をする……といった極限のマルチタスクが要求されます。藤子作品ならではのアイデアが、予測不能な展開を生み出しています。
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知る人ぞ知る名作!全話読破なら「大全集」 映画『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』にゲスト登場しており、その姿に見覚えがある人も多いでしょう。かつては全話を読むことが難しかった作品ですが、現在は「藤子・F・不二雄大全集」などで、幻の未収録作品を含めて一気に楽しむことができます。
すこし・ふしぎな日常を楽しみたい人に!『バケルくん』はこんな人におすすめ
- 藤子・F・不二雄作品のファン 『ドラえもん』や『キテレツ大百科』などに通じる、日常に潜む「すこし・ふしぎ(SF)」な世界観が好きな人に。
- 映画を見てキャラクターが気になっていた人 映画『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』で活躍していた不思議な少年のルーツを知りたい人に。
- レトロで温かいギャグ漫画が好きな人 昭和のノスタルジックな雰囲気と、毒のない純粋で明るい笑いを求めている人に最適です。