『だっくす』とは?『ハム研』大雪師走が描く放浪犬コメディ
『ハムスターの研究レポート』で多くの読者を癒やした大雪師走先生が描く、全2巻完結の犬漫画です。白泉社から出版された本作は、愛らしくもどこかずうずうしいダックスフント「だっくす」と、その周囲の人々の日常を描いた4コマコメディ。大雪先生ならではの温かいタッチで描かれる動物描写は健在で、犬好きはもちろん、日常系漫画でほっと一息つきたい方におすすめの作品です。
自由奔放すぎる愛犬「だっくす」のあらすじ
物語の中心は、田村家に飼われている一匹のダックスフント「だっくす」。しかし、彼はただ愛想が良いだけのペットではありません。とんでもない放浪癖があり、飼い主の目を盗んでは近所を徘徊し、勝手に他人の家に上がり込んでくつろいでしまうような自由奔放な性格の持ち主です。
田村家の父、長男、次男たちは、そんなだっくすの行動に振り回されっぱなし。時には人間の都合などお構いなしに悪知恵を働かせてイタズラを仕掛けたり、人間臭い行動で周囲を驚かせたり。それでも、その憎めないキャラクターと愛嬌で、なんだかんだと許されてしまうのがだっくすのすごいところ。騒がしくも温かい田村家とだっくすの、笑いと癒やしに満ちた日々が4コマ形式で綴られます。
漫画『だっくす』の3つの魅力
-
憎めない「ずうずうしさ」 だっくすの最大の魅力は、その人間顔負けの「ずうずうしさ」です。暑い日には勝手にエアコンのスイッチを入れたり、美味しいものを求めてあざとく振る舞ったりと、その行動はかなり大胆。しかし、その悪知恵すらも愛おしく感じさせるキャラクター造形は絶妙で、読んでいると思わず「しょうがないなぁ」と笑顔になってしまいます。
-
『ハム研』に通じる温かい眼差し 著者の大雪師走先生といえば、『ハムスターの研究レポート』で見せた動物たちへの温かい眼差しが特徴です。本作でもその優しいタッチは健在。デフォルメされつつも動物の特徴を捉えた可愛らしい絵柄と、独特のほのぼのとした空気感は、かつてのファンなら懐かしく感じられるでしょう。
-
サクッと読める全2巻 全2巻で完結しているため、物語の始まりから終わりまでを一気に楽しむことができます。長編漫画のような重厚なストーリーを追う疲れがなく、週末のちょっとした空き時間や、寝る前のリラックスタイムに読むのに最適です。疲れた心にじんわり効く、ゆるくて優しい笑いが詰まっています。
『だっくす』をおすすめしたい人
-
『ハムスターの研究レポート』ファン 大雪師走先生が描く、あの独特の優しい世界観や動物たちのコミカルな動きが好きな方には特におすすめです。対象がハムスターから犬に変わっても、その面白さと癒やし効果は変わりません。
-
日々の疲れを癒やしたい人 本作には殺伐とした展開やシリアスな争いごとは一切ありません。あるのは、平和で少し笑える日常だけ。仕事や勉強で疲れた時、心を空っぽにして安心して読めるコメディを求めている方にぴったりです。
-
犬(特にダックスフント)好きな人 犬ならではの行動習性を描きつつ、漫画的に可愛らしくデフォルメされただっくすの姿は見どころです。ダックスフントを飼っている方なら「あるある」と共感できる部分も、そうでない方もその愛らしさを楽しめるでしょう。