『E.G.コンバット』とは? 完結した90年代SF戦記の魅力
秋山瑞人が描く、全3巻で完結した本格SF戦記。未知の生命体に蹂躙され荒廃した地球を舞台に、一人の女性パイロットと問題児たちが織りなすドラマが展開する。メディアワークスから刊行され、1990年代のライトノベルシーンにおいて異彩を放った作品として、今なお根強いファンがいる。
廃れた地球を救え――ルノア大尉が挑む、人類再生の戦い
西暦2029年、地球は突如として現れた未知の生物プラネリアムの猛攻にさらされ、人類は壊滅状態に陥る。生き延びた人々は性別によって生き残りの道を分けられ、女性たちは月へと避難、地球には男性だけが取り残された。それから36年後の2067年。月の訓練校に、一人の女性戦闘機操縦士が教官として着任する。その名はルノア・キササゲ大尉。数少ない女性パイロットでありながら実力は折り紙付きのエースだが、彼女に与えられた任務は、劣等生ばかりが集まった問題児部隊の指導だった。期待と不安が入り混じる中、ルノアは個性が強すぎる隊員たちと向き合いながら、人類再生の鍵を握る戦いに身を投じていく。
『E.G.コンバット』が面白い3つの理由
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強くてかっこいい女性主人公・ルノアの存在感: 本作の最大の魅力は、ヒロイン・ルノアが強く、魅力的であること。数少ない女性戦闘機操縦士としての卓越した技量に加え、過去の因縁から強敵に狙われるスリリングな展開が、彼女のドラマを一層引き立てる。男勝りなだけではない、人間らしい弱さや迷いも垣間見せる複雑なキャラクター造形は、読者の共感を呼ぶ。
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問題児部隊アマルス隊の成長と絆: ルノアが指導するアマルス隊の面々も、作品を彩る重要な要素。一癖も二癖もある問題児たちが、衝突を繰り返しながら次第にチームとしての絆を深め、戦場で成長していく姿は青春群像劇としても楽しめる。それぞれが抱える過去や葛藤が明らかになるにつれ、戦う理由が明確になり、バトルシーンの熱量が増す。
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緻密なSF設定と迫力のメカバトル: 物語の根幹を支えるのは、しっかりと構築されたSF世界観だ。未知の生物プラネリアムの生態や、人類が生き残るために築いた月面基地の生活、戦闘機同士の空中戦がリアリティをもって描かれている。単なるロボットアクションではなく、戦術や機体の特性を生かした駆け引きが緊張感を生み出し、読み応えのあるバトルシーンを実現している。
おすすめの読者層
- SF・メカアクション好き: 全3巻完結のため一気読みに最適。緻密な戦術とスピード感あふれる戦闘シーンは、SFやロボットアクションを愛する読者を満足させる。
- 強い女性主人公を求める読者: 芯の通った、自分で戦うヒロイン像を好むならルノアは理想的な存在。彼女の生き様と活躍は、多くの読者にカタルシスを与える。
- 90年代ライトノベルの空気感を味わいたい: アニメ化されていないからこその原作が持つ魅力を、新しい名作として発見したい読者にもおすすめ。電子書籍はDMMのみで取り扱い。