『LAWMAN』とは? 伊藤明弘が描く伝説の公務員ガンアクション【全1巻完結】
『ジオブリーダーズ』や『ワイルダネス』で、その緻密な銃撃戦描写と独特のセリフ回しにより多くのファンを魅了し続けるガンアクションの実力派・伊藤明弘。その原点とも言える作品が、この『LAWMAN』です。 全1巻というコンパクトな構成ながら、硝煙の匂いが立ち込めるような濃密なハードボイルドが凝縮されており、短時間でスカッとするアクションを楽しみたい読者に最適な一冊です。
あらすじ:大蔵省の秘密執行官・入江省三が「法で裁けぬ悪」を撃つ
主人公・入江省三(いりえ しょうぞう)。表向きは「大蔵省(現・財務省)」に所属する、少しうだつの上がらない役人ですが、その実態は政府の「秘密執行官(ローマン)」と呼ばれる裏の仕事人です。
彼の個人情報は、指紋から血液型に至るまで全てが国家機密として厳重にプロテクトされています。法の手が及ばない汚職軍人や凶悪なヤクザを相手に、愛銃SIG SAUER P220を片手に単身乗り込み、冷徹かつ確実に「処理」を遂行していく――。 米軍基地での武器密輸阻止から北海道での抗争まで、入江省三が各地で火花を散らす全4話のオムニバス・アクションです。
『LAWMAN』が傑作である3つの理由:硝煙香る90年代アクションの原点
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画力で魅せる銃撃戦 薬莢が宙を舞い、スライドが後退する一瞬を切り取ったような描写は、伊藤明弘作品の真骨頂です。漫画でありながら、発砲音や金属音が聞こえてくるかのような緻密で迫力あるガンアクションは、本作の時点で既に完成されています。
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ファン必見のスターシステム 主人公「入江省三」は、後の代表作『ジオブリーダーズ』にも(設定を変えて)登場する伊藤作品の名物キャラクターです。「ここがあのキャラの原点か」と、ファンならニヤリとするリンクが随所に散りばめられています。
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「公務員×バイオレンス」のギャップ 「大蔵省」という極めてお堅い公務員の肩書きを持ちながら、法を超越した暴力で悪を制圧するというギャップが、独特のカタルシスを生み出しています。淡々と仕事をこなすようなクールさが、ハードボイルドな世界観をより際立たせています。
『ブラック・ラグーン』好きにおすすめ!『LAWMAN』はこんな人がハマる
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『ブラック・ラグーン』や『ヨルムンガンド』が好きな人 銃器へのこだわり、硝煙の匂いが漂うようなドライな空気感、そしてプロフェッショナル同士の命のやり取りに痺れる読者にはたまらない作品です。
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伊藤明弘ファンで初期作品を未読の人 『ジオブリーダーズ』などは読んでいるが、初期の短編は未チェックという方には、伊藤ワールドの原液のような本作をぜひ味わっていただきたいです。
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短時間で濃密なアクションを楽しみたい人 長編シリーズを追いかける時間はないけれど、読み応えのあるアクション漫画でスカッとしたい。そんな時に、全4話・1巻完結ですっきりとまとまった本作は最高の一服となります。