『無敵王トライゼノン』とは?2000年代を彩る「貧乏×ロボット」の異色メディアミックス
『スレイヤーズ』の黄金コンビとして知られる渡部高志監督と、キャラクター原案のあらいずみるい氏が再びタッグを組んだ、2000年代を代表するメディアミックスプロジェクトです。アニメ、漫画、小説、ゲームと多角的に展開された本作は、王道の熱血ロボットものに「極貧生活を送る家族」というスパイスを加えた独自の世界観を確立。放送から四半世紀近く経った今も、語り継がれる名作として親しまれています。
あらすじ:北海道の貧乏一家が掘り当てたのは「お宝」ロボット!?
物語の舞台は、北海道・夕張で極貧生活を送る神威(かむい)家。長男の章は、家宝の古文書を頼りに「一発逆転のお宝」を求めて裏山を掘り返しますが、そこで目覚めたのは黄金の財宝ではなく、古代の遺産兵器「トライゼノン」でした。
時を同じくして、地球を狙う宇宙人「ゼノ・パレス」が襲来。しかし、日々の食事にも困る章にとって、空から降りてくる敵は地球を救うべき対象ではなく、自分たちのお宝を横取りしに来た「泥棒」にしか見えません。私怨と勘違い全開で巨大ロボットに乗り込んだ章は、北海道、東京、鹿児島から集結した「遺産の継承者」たちと共に、地球の命運を賭けた戦いへと巻き込まれていきます。
『無敵王トライゼノン』が「隠れた名作」と呼ばれる3つの魅力
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異色の庶民派ヒーロー 本作の主人公たちは、高潔な志を持つ正義の味方ではありません。日々の食事や借金返済のために必死な「貧乏家族」が、そのハングリー精神を武器に戦う泥臭さが魅力です。戦いを通じて描かれる家族の絆や、主人公・章の成長には、思わず胸が熱くなる瞬間があります。
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レジェンド集結の豪華布陣 90年代から2000年代のアニメシーンを牽引したトップクリエイターが集結しています。あらいずみるい氏による魅力的なキャラクター、川井憲次氏の重厚な音楽、そして林原めぐみ氏が歌う主題歌など、当時のファンであればイントロを聞くだけで懐かしさがこみ上げるような、充実したエンターテインメント体験を提供してくれます。
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媒体ごとに異なる物語の奥深さ メディアミックス作品として、媒体ごとに異なる側面を見せてくれるのも本作の特徴です。コミカルなノリが楽しいアニメ版に対し、漫画版(特に全3巻の『BLAZE』)や小説版では、登場人物たちの心理描写やシリアスな背景がより深く掘り下げられています。一つの作品を多角的に楽しめる奥深さがあります。
『スレイヤーズ』好きなら必見!こんな人におすすめ
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90-00年代ロボットアニメファン どこか懐かしく、そして最高に熱い「あの頃」の王道エンタメを求めている方に最適です。熱血漢の主人公と巨大ロボットというシンプルかつ強力な構図は、現代の作品にはないエネルギーに満ちています。
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スレイヤーズ・ロスユニ好きの方 渡部高志監督×あらいずみるい氏のタッグが生み出す、ギャグとシリアスの絶妙なバランスが好きな人にはたまらない一作です。テンポの良い掛け合いと、いざという時の圧倒的な熱量は本作でも健在です。
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短期間で満足感を得たい人 アニメは全22話、漫画や小説も数巻で完結しているため、週末などの限られた時間で一気に楽しむことができます。物語がきれいにまとまっており、読了後の爽快感と満足感は格別です。