令和に復活!伝説のギャグ『ニニンがシノブ伝』とは?
2000年代のコミック・アニメシーンで大きな話題を呼んだ、古賀亮一による忍者ギャグ漫画『ニニンがシノブ伝』。本編は全4巻ですっきりと完結していますが、現在は続編『ニニンがシノブ伝ぷらす』が連載されるなど、令和の今再び注目を集めています。後に『鬼滅の刃』を手掛けるufotableが制作したTVアニメ版も名作として知られており、時代を超えて楽しめるコメディ作品です。
くのいち・忍と謎の球体・音速丸のハイテンションな日常
私立忍者学園に通う「忍(シノブ)」は、真面目だけれどどこか抜けている天然なくのいち。ある日、任務で忍び込んだ家で出会った女子高生・楓に一目惚れし、唐突に交流(と求婚)を始めます。
そこへ忍の師匠を自称する正体不明の黄色い球体生物「音速丸」が乱入し、平穏な日常は一変。忍者らしいストイックな修行はそっちのけで、音速丸によるセクハラまがいの大暴走や、個性豊かな忍者仲間たちが引き起こすカオスな騒動が巻き起こります。基本は1話完結のオムニバス形式で、予測不能なボケが絶え間なく続くハイテンションな世界観が魅力です。
『ニニンがシノブ伝』が今なお愛される3つの理由
-
怪生物・音速丸の圧倒的存在感 本作の象徴ともいえるのが、黄色く丸い謎の生物・音速丸です。師匠としての威厳は皆無で、隙あらば身勝手な振る舞いを繰り返すものの、どこか憎めない強烈なキャラクター性を持っています。アニメ版での若本規夫氏による演技が伝説的で、原作を読んでいてもその独特の節回しが脳内で再生されるほどのインパクトがあります。
-
ufotable×外崎春雄監督の原点 今や世界的な知名度を誇るアニメスタジオ「ufotable」と、後に『鬼滅の刃』を監督する外崎春雄氏がタッグを組んだ初期の作品としても重要です。ギャグ漫画でありながら、時折見せる作画のこだわりやコメディ演出のキレには、現在のヒット作に通じるクリエイティビティのルーツが感じられます。
-
時代を超越する「古賀亮一イズム」 作者・古賀亮一氏によるシュールな間やメタ発言、そして緻密に練られた小ネタの応酬が本作の真骨頂です。2000年代の勢いある空気感と、令和の続編でも変わらない笑いのセンスが融合しており、世代を問わず新鮮な笑いを提供してくれます。
深夜アニメ黄金期のノリが好きな人におすすめ
- 何も考えずにひたすら笑いたい人 複雑な伏線やシリアスな展開に疲れた時、本作の即効性ある笑いは良い気分転換になります。1話ごとに完結する軽快なテンポで、純粋にエンターテインメントとしてのギャグを楽しみたい方に最適です。
- 水樹奈々・若本規夫らレジェンド声優のファン アニメ版を知る人はもちろん、未視聴の方でも、水樹奈々氏の可憐な忍と若本規夫氏の暴走する音速丸という配役を想像しながら読むことで、楽しさは倍増します。
- ufotableのルーツを履修したいアニメファン 『鬼滅の刃』などで同スタジオに関心を持った方にとって、本作は見逃せない作品です。シリアスなアクションとは一味違う、ufotableの「遊び心」と「技術力」の結晶を確認できます。