MMORPG『ラグナロクオンライン』の原点!漫画版『ラグナロク』とは
全世界で熱狂的な人気を博したMMORPG『ラグナロクオンライン(RO)』。その広大な世界観と魅力的なキャラクターシステムの礎となったのが、韓国の漫画家イ・ミョンジン氏による原作コミック『ラグナロク』です。
著者がゲーム開発に専念するために連載は中断され、物語は未完のままとなっていますが、その資料的価値は今なお色褪せません。現在もサービスが続くROの世界観、職業(ジョブ)、スキルのルーツを知るための「バイブル」として、多くのファンに読み継がれている作品です。
記憶喪失の剣士ケイアスと神々の運命―北欧神話をなぞる壮大なあらすじ
舞台は、神々と人間が共存する世界ミッドガルド。女神フレイヤの陰謀により、世界は終末の戦い「ラグナロク」へと突き進もうとしていました。
物語は、記憶を失った剣士ケイアスと、彼を探し求めていた魔術師フェンリスが出会うところから始まります。自らが殺されたはずの光の神バルドルの転生体であることを知ったケイアスは、失われた記憶と力を取り戻すため、過酷な運命の旅へと足を踏み出します。
旅の途中で出会うのは、聖職者のアイリスやアサシンのロキといった個性豊かな仲間たち。ゲーム『ラグナロクオンライン』でおなじみの職業の原型となった彼らが、それぞれの信念を胸に強大な敵へと立ち向かう姿は、プレイヤーならば胸が熱くなる展開です。
ROプレイヤーなら必読!『ラグナロク』が愛され続ける3つの理由
- プロンテラやモロクなど懐かしの地名とスキル 物語の舞台には、プロンテラ、フェイヨン、モロクといったゲームでおなじみの都市が登場します。さらに、キャラクターたちが放つスキルや使用するアイテムもゲームの元ネタとなっており、「この技はここから来ていたのか」という発見と興奮が連続します。
- 巻を追うごとに劇的に進化する圧倒的な画力 連載が進むにつれて、著者の画力は劇的な進化を遂げていきます。初期の荒削りながらも勢いのあるタッチから、後半にかけての緻密で重厚な描き込みへの変化は圧巻。迫力あるバトルシーンや美しい装備のディテールは、ファンタジー漫画として高く評価されています。
- 未完でも読む価値がある「設定資料」としての深み 本作は事実上の休載中であり、物語の結末を読むことはできません。しかし、それでも本作を手に取る価値は十分にあります。ゲーム内イベントやストーリーの背景にある重厚な北欧神話ファンタジーを深く理解するための「貴重な設定資料」として、ROの世界をより深く楽しむための手引きとなってくれるでしょう。
完結していなくても読む価値あり?『ラグナロク』はこんな人におすすめ
- 『ラグナロクオンライン』の現役・元プレイヤー 自分が過ごした世界の「創世記」に触れることで、現在のプレイや過去の思い出がより色鮮やかなものになります。
- 北欧神話ベースの重厚なファンタジーが好きな人 ゲームの知識がなくても問題ありません。神々と人間が織りなす硬派でダークなファンタジーとして、十分に読み応えがあります。
- 90年代〜00年代初頭の熱量ある作品に触れたい人 韓国漫画(マンファ)特有のパワフルな筆致と、この時代ならではの熱気や勢いを肌で感じたい方に最適です。