『職業・殺し屋。』とは? 実写映画化もされたバイオレンスアクション
白泉社で連載された西川秀明氏の代表作です。全15巻で完結済みで、実写映画化やドラマCD化などのメディアミックスも展開されました。インターネットの闇サイト「逆オークション」を舞台に、現代の「必殺仕事人」とも呼べる殺し屋たちの狂気と生き様を描く、バイオレンス・ピカレスク・ロマンです。
あらすじ:蜘蛛、蟷螂…闇サイトに集う殺し屋たちの狂宴
物語の入り口は、殺人依頼が「逆オークション」にかけられる闇サイト「職業・殺し屋。」。ここでは最安値で落札した者だけがターゲットを始末できる、金と欲望が支配する非情なルールが存在します。
主人公・志賀了は、普段は会社で虐げられる冴えない窓際サラリーマン。しかしその正体は、サイト内ランクNo.1を誇る伝説の殺し屋「蜘蛛(スパイダー)」。鋼の糸を自在に操り、法で裁けぬ悪を密かに解体します。同じく殺し屋であるドSなOL「蟷螂(マンティス)」ら個性的な同業者たちと競い合いながら、凶悪犯罪者やテロリスト、そして巨大な闇組織との死闘へと身を投じていきます。
なぜ面白い?『職業・殺し屋。』の過激な魅力
- 「昼はダメ社員、夜は処刑人」のカタルシス 昼間は上司に怒鳴られ、社会の理不尽にじっと耐える志賀。しかし夜になれば、圧倒的な暴力とスキルで悪党たちを恐怖のどん底に叩き落とします。この極端な二面性と、悪を躊躇なく葬り去る仕事ぶりは、読む者に強烈な解放感を与えてくれます。
- フェティッシュで狂気的なキャラクター 本作を彩るのは、一癖も二癖もある殺し屋たち。ボンデージ姿で獲物を狩るドSなOL「蟷螂(マンティス)」や、可憐な容姿に狂気を秘めた盲目の美少女など、フェティシズムを刺激する歪んだ魅力を持ったキャラクターたちが、物語の密度を濃くしています。
- 青年誌ギリギリのバイオレンス&エロス 容赦のない人体破壊描写や、アングラな世界観ならではのエロティックな描写も本作の特徴。「殺し」という行為の残酷さと背徳感を隠すことなく描き切る演出は、倫理観を揺さぶり、刺激を求める読者を惹きつけます。
『職業・殺し屋。』はこんな人におすすめ
- ダークヒーロー・裏社会モノが好き 『ブラック・ラグーン』や『必殺仕事人』のように、法の外側で独自の正義や美学を貫くアウトローたちの物語に惹かれる方におすすめです。
- 勧善懲悪のスカッと感が欲しい 凶悪な悪党が、それ以上の狂気と暴力によって無慈悲に制裁される展開は爽快です。日常のストレスを忘れて没頭したい方に最適です。
- 完結作を一気読みしたい 全15巻という、長すぎず短すぎない絶妙なボリュームで完結しています。重厚なドラマと衝撃の結末までを一気に駆け抜ける、濃密な読書体験を求めている方にうってつけです。