『すてきにディッシュアップ!』とは
野村あきこが手掛けた本作は、講談社「なかよし」に連載された全6話(全1巻)の少女漫画。始業式での一目惚れという王道の導入からストーリーが始まり、個性豊かな「おべんと仲間」たちの恋模様が複雑に交錯する青春ラブコメディに仕上がっている。90年代のなかよしらしい可愛らしい絵柄と甘酸っぱい展開が魅力で、短編ならではのテンポの良さも相まって、多くの読者に愛されている。
始業式の一目惚れが恋の始まり!主人公・愛美の大胆な告白
舞台は鴎台高校。主人公・堺愛美は始業式で転びそうになったところをクラスメイトの戸隠譲に助けられ、一目惚れ。なんとその場で戸隠に告白してしまう。しかし戸隠は無愛想で、愛美を「サル」と呼ぶようなツンデレ男子。どうやら彼には別の想い人がいるようで、愛美の猛アタックはなかなか実を結ばない。
物語の中心には、愛美を含めた5人の女子高生のグループ「おべんと仲間」がいる。それぞれが異なる恋愛の形を生きており、幼なじみの関係、交際中のカップル、後輩の恋など、様々なラブストーリーが同時進行で描かれる。愛美のまっすぐな恋愛姿勢が周囲を巻き込み、時には衝突しながらも友情で結ばれていく姿が、本作の大きな見どころである。
『すてきにディッシュアップ!』が面白い3つの理由
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元気でまっすぐなヒロイン・愛美の恋愛一直線な姿勢が痛快
始業式で転びかけた勢いで告白してしまう愛美。フラれてもめげず、「絶対振り向かせてみせる」と闘志を燃やす彼女の行動力は、読んでいて清々しい。その一途な姿に自然と応援したくなるだろう。 -
5人それぞれに異なる恋模様と個性豊かなキャラクター。誰かに共感できるはず
愛美だけでなく、奈津子、香里、章代、岩城にもそれぞれの恋が用意されている。幼なじみの距離感、交際中の甘さや悩み、新たな出会い――多様な恋愛の形が描かれるため、きっと自分と重なるキャラクターが見つかるはずだ。 -
90年代なかよしらしい可愛らしい絵柄と甘酸っぱいストーリー
野村あきこの描くキャラクターは優しく可愛らしいタッチが特徴。当時を懐かしむ読者にはノスタルジーを、若い読者には新鮮な可愛らしさを提供する。軽妙な会話とドキドキするシーンのバランスが絶妙で、全6話・1巻完結というボリュームで気軽に楽しめるのも嬉しいポイントだ。
『すてきにディッシュアップ!』はこんな人におすすめ
- 王道少女漫画が読みたい人:一目惚れから始まる告白、猛アタック、そして恋の行方――少女漫画の王道をしっかり押さえている。学園を舞台にした恋愛模様を純粋に楽しみたい方にぴったりだ。
- 短編でサクッと読める恋愛物語を探している人:全6話・全1巻のコンパクトな構成で、通勤や通学の合間、寝る前のひとときに一気読みするのに最適。短いながらも濃密な恋愛ドラマが詰まっている。
- 90年代なかよし作品が好きな人:野村あきこの愛らしいキャラクターと、当時の「なかよし」らしい作風に懐かしさを感じるだろう。同時に、今読んでも色あせない普遍的な恋愛の面白さが味わえる。