『天正やおよろず』とは? 完結済みの隠れた名作和風ファンタジー
『天正やおよろず』は、稀捺かのと氏による全9巻の完結済みファンタジー作品です(スクウェア・エニックス刊)。 舞台は安土桃山時代。西洋から来た修道士と日本の神々が織りなすユニークな世界観が特徴です。豪華声優陣によるドラマCD化も果たした本作は、電子書籍で手軽に読める今こそ再評価されるべき、心温まる隠れた名作といえます。
あらすじ:胃炎持ち修道士ライルと神様たちの旅路
物語の始まりは、戦国の世が明けたばかりの安土桃山時代。イエズス会の修道士でありながら、盆栽とお茶を愛する日本通の青年ライルは、あるきっかけで封印されていた「神器に宿る3人の少女」を解き放ってしまいます。
彼女たちは八百万の神の力を宿す高貴な存在……のはずが、実際は自由奔放すぎるトラブルメーカーばかり。ライルは行方不明の先輩ガルシアを捜すため、彼女たちと共に「パン屋」を拠点とした奇妙な旅に出ることになります。行く先々で万物を食らう魔物『喰(じき)』との戦いが待ち受ける中、ライルは持ち前の苦労人気質と胃痛に耐えながら、賑やかな仲間たちと絆を深めていきます。
『天正やおよろず』の魅力:笑いと癒やしの「心のデトックス」漫画
本作が高く評価される理由は、主に以下の3点に集約されます。
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「胃炎持ち」のツッコミ主人公と神様たちの掛け合い 主人公ライルは、個性豊かすぎる神様たちに振り回されっぱなしの苦労人です。彼の胃痛を誘うようなボケ倒しの神様たちとのテンポの良い掛け合いは、思わずクスッと笑ってしまう中毒性があります。
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和洋折衷が織りなす温かみのある世界観 安土桃山時代にイギリス人修道士がパン屋を営むという、史実とファンタジーが絶妙に融合した設定が秀逸です。西洋文化と日本神話が交差する風景はどこか懐かしく、読者を優しい気持ちにさせてくれます。
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全9巻で描かれる美しい構成と最高の読後感 旅の途中で明かされる事実やシリアスな展開もありますが、根底に流れるのは常に「優しさ」です。物語が綺麗に完結しているため、最後までストレスなく読み進めることができ、読了後は爽やかな感動に包まれます。
おすすめの読者:日常×非日常コメディ好き必見
特に以下のような方に、自信を持っておすすめできる一冊です。
- 日常×非日常コメディが好きな人 『ふらいんぐうぃっち』や『破壊神マグちゃん』のように、不思議な存在が日常に溶け込んでいる、穏やかで笑える作品を求めている方に最適です。
- 魅力的なキャラクターの掛け合いを楽しみたい人 登場人物が皆愛らしく、賑やかな道中記や会話劇が好きな「キャラ読み派」の読者なら、きっとお気に入りの一冊になるでしょう。
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