松本零士が描いた唯一の巨大ロボット作品!『惑星ロボ ダンガードA』とは?
『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』で知られるSF漫画界の巨匠・松本零士氏。その膨大な作品群の中で、唯一「巨大ロボット」をメインテーマに据えた異色作が本作です。1977年にテレビアニメ化され、当時の少年たちを熱狂させた伝説的SFアクション。全2巻というコンパクトな分量ながら、松本流のロマンと重厚な人間ドラマ、そしてメカニックへのこだわりが凝縮された、漫画史に残る一作です。
「裏切り者の子」が宇宙を目指す!あらすじ
人類の新たな希望である第十番惑星プロメテ。その開発計画のエースパイロットだった父・一文字断鉄は、悪の天才ドップラー総統の卑劣な罠により「裏切り者」の汚名を着せられ、行方不明となってしまいます。
それから10年。残された息子・タクマは、周囲から「裏切り者の子」と蔑まれながらも、父の遺志を継ぐべくプロメテ計画のパイロットを目指していました。そんな彼の前に現れたのは、不気味な鉄仮面を被った謎の男「キャプテン・ダン」。彼による地獄のような特訓の日々が、タクマを、そして読者を熱く激しい運命の渦へと巻き込んでいきます。
SF版『巨人の星』!? 本作が面白い3つの理由
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「ロボットに乗るまで」を描く重厚な特訓ドラマ 本作最大の特徴は、主人公がロボット「ダンガードA」に乗り込むまでの過程の長さにあります。単なる兵器としてのロボットではなく、それを操る「人間」の精神的・肉体的な成長に焦点が当てられています。過酷な特訓に耐え抜く姿は、まさにSF版『巨人の星』。泥臭くも熱いスポ根要素が、物語に並々ならぬ厚みを与えています。
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松本零士流のSFメカニックと世界観 巨大ロボット作品でありながら、コックピットの計器類や宇宙船のデザインには、松本零士氏独特の美学が色濃く反映されています。メカニック描写の緻密さはもちろん、宇宙というフロンティアに賭ける男たちのロマンが随所に散りばめられており、他のロボット漫画とは一線を画す「松本ワールド」を堪能できます。
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美しきキャラクターたちの競演 主人公タクマの凛々しさや、宿敵トニー・ハーケンの気品ある美しさは、松本作品ならではの耽美的な魅力を放っています。アニメ版でキャラクターデザインを手掛けた荒木伸吾・姫野美智氏のタッチとも通じる、シリアスで美しいキャラクターたちのドラマは、男性ファンのみならず多くの女性ファンをも魅了し続けています。
全2巻で完結!こんな人におすすめ
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松本零士作品の全貌を知りたいファン 巨匠が描いた「最初で最後」の巨大ロボット漫画です。松本作品の系譜を語る上で欠かせない、希少な世界観を体験したい方に最適です。
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熱いヒューマンドラマ・スポ根好き ロボットアクション以上に、逆境から這い上がる主人公の不屈の闘志や、師弟の複雑で熱い絆に心を揺さぶられたい方におすすめです。
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コスパ良く名作を完結まで読みたい人 重厚なストーリーでありながら、原作漫画は全2巻できれいに完結しています。週末の一気読みや、電子書籍でのちょっとした空き時間の読書にぴったりのボリュームです。