完結済み『どらン猫小鉄』とは?~『じゃりン子チエ』スピンオフの魅力
はるき悦巳が描く、高い評価を得ている漫画『じゃりン子チエ』のスピンオフ作品。野良猫・小鉄の若き日の知られざる戦いを描いたハードボイルドな動物漫画の秀作です。全1巻で完結しており、続編『帰ってきたどらン猫』も連載中と、本シリーズに触れるには良いタイミングといえます。本編では謎に包まれていた小鉄の強さのルーツが、ここで明らかになります。
若き小鉄が挑む「三途の猫街」の抗争~あらすじ
舞台は、閉山した九州の炭鉱町。かつて野良猫たちの楽園だった「猫街銀座」は、あるヤクザ猫グループの台頭により「三途の猫街」と化していました。そこへ、生まれてすぐ川に流された天涯孤独の身である若き小鉄が、放浪の果てに迷い込みます。彼の前に立ちはだかるのは、異常なまでに西鉄ライオンズを崇拝する狂気の組長・西鉄親分とその一族。小鉄は偽名「雷蔵」を名乗り、20本のダイナマイトを巡る抗争に巻き込まれていきます。ハッタリで人質を救うなど、若き日の小鉄の危険な駆け引きから目が離せません。
『どらン猫小鉄』が面白い3つの理由
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小鉄の強さの原点がここにある: 『じゃりン子チエ』ではあの飄々とした姿をみせる小鉄。しかし本作では、なぜ彼があれほどまでに強いのか、その過酷な過去と血みどろの死闘が生々しく描かれます。本編への理解が深まる、ファンにとって読み応えのある一冊です。
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ヤクザ猫たちの狂気とリアルな暴力描写: ヤクザ猫たちの抗争は、漫画とは思えないほどの迫力と狂気に満ちています。特に西鉄親分の異常なまでのライオンズ愛と、それにまつわる特殊な拷問など、唯一無二の世界観は他では味わえません。
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黒澤明『用心棒』をオマージュした渋い筋書き: 20本のダイナマイトを巡る駆け引きや、孤独なヒーローが弱者のために立ち上がるストーリー構成は、あの名作映画を思わせます。ハードボイルドな美学が、シリアスな展開に格好良さを加えています。
ハードボイルドな動物漫画が好きなら特におすすめの『どらン猫小鉄』
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『じゃりン子チエ』ファン: 「チエ」でおなじみの小鉄が、なぜあんなに人間離れした強さを持つのか。その知られざる過酷な青春時代が、ここに描かれています。本編を読み返したくなること間違いなしです。
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ハードボイルド動物漫画が好きな人: 猫の姿で、これほどまでにシリアスでハードなヤクザ抗争を描く作品は他にありません。荒唐無稽でありながらも、キャラクターたちに宿るリアルな感情が、独特の魅力を放っています。
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ヤクザもの・ケンカ漫画が好きな人: 仁義なき猫たちの戦いは、時にコミカルでありながらも、シリアスな展開は本格的。若き小鉄の生き様は、ケンカ漫画のヒーローとしても魅力的です。完結済みで一気読みできるため、続編を前にキャッチアップするのに最適です。