『かいけつゾロリ(漫画版)』とは?童話の世界を旅する幻のオリジナル作
国民的児童書『かいけつゾロリ』シリーズ。その世界観をベースに、きむらひろき先生が作画を担当したスピンオフコミックが存在します。原ゆたか先生の原作とは一味違う、漫画版だけの完全オリジナルストーリーで展開される本作。お馴染みのゾロリたちが「童話の世界」を旅するというユニークな設定は、児童書を読み尽くしたファンにとっても新鮮な驚きに満ちています。
あらすじ:ゾロリ一行が「浦島太郎」や「桃太郎」の世界へ!?
いつものように旅を続けるゾロリ、イシシ、ノシシの一行は、ある日謎の研究所へと招かれます。そこで依頼されたのは、物語が何も書かれていない「真っ白な本」を埋めること。 ゾロリたちは「超時空マシン」に乗り込み、誰もが知る昔話や童話の世界へと旅立ちます。記念すべき第1巻の舞台は「浦島太郎」。しかし、そこは私たちがよく知る昔話の世界とは何かが違っていて……? 桃太郎や白雪姫、赤ずきんといった名作の世界にゾロリが乱入し、ハチャメチャな冒険を繰り広げる、漫画版オリジナルのロードムービーです。
ここが面白い!きむらひろき版『かいけつゾロリ』独自の魅力
- 少しシリアスでカッコいい画風: きむらひろき先生の描くゾロリは、原作の愛らしさを残しつつも、どこかシャープでカッコいいのが特徴です。漫画ならではのダイナミックなアクション描写や、時折見せるシリアスな表情は、児童書の挿絵とはまた違った魅力を放っています。
- 童話×ゾロリの予測不能な展開: 「もしもゾロリがあの童話の世界にいたら?」というIF設定が本作の醍醐味です。メタ発言やパロディも満載で、知っているはずの物語がゾロリ流にアレンジされていく様子は痛快そのもの。「次はどの童話に行くの?」というワクワク感が止まりません。
- 児童書にはない完全オリジナル: 本作のエピソードはすべて漫画版だけのオリジナル。原作児童書には登場しないキャラクターや設定が盛り込まれているため、原作を全巻読破しているお子様でも、まったく新しい物語として楽しむことができます。
原作ファン必見!漫画版『かいけつゾロリ』はこんな人におすすめ
- 原作既読勢: 膨大な巻数を誇る児童書シリーズを読み尽くしてしまい、「新しいゾロリの活躍が読みたい!」と飢えているファンには特におすすめです。
- 漫画派のお子様: 「活字がいっぱいの本はちょっと苦手……」というお子様でも、コマ割りで視覚的に物語を追える漫画版なら、すんなりと世界観に入り込めるはずです。
- IF設定好き: 「童話の主人公がゾロリだったらどうなる?」というパラレルワールド的な遊び心を楽しみたい方にピッタリです。
なお、本作は全10巻で刊行が終了しており、物語全体の大きな謎(すべての本を埋めて元の世界に帰るなど)は完結していませんが、各巻ごとの童話世界での冒険は独立したエピソードとして十分に楽しめる内容になっています。