『HIGH SCORE』とは?連載30周年を迎えた伝説の少女漫画
集英社の少女まんが誌『りぼん』にて、1995年の連載開始から一度も休載することなく続き、同誌の最長連載記録を更新し続けている4コマ漫画、それが津山ちなみ氏による『HIGH SCORE』です。
2025年で連載30周年を迎える本作は、少女漫画らしい華やかな絵柄と、そこからは想像もつかない毒のあるギャグで、世代を超えて愛され続けている金字塔的作品です。
美男美女なのに中身は最悪?『HIGH SCORE』のあらすじ
物語の舞台は、一見ごく普通の高校「県立首引高校」。しかし、そこに集う生徒たちは決して普通ではありません。
主人公の**藤原愛実(ふじわら めぐみ)**は、誰もが振り返る超絶美少女ですが、その中身は自己中心的で強欲、まさに「大魔王」と呼ぶにふさわしい性格の持ち主です。彼女を取り巻くクラスメイトたちも、顔面偏差値は異常に高いものの、極度のナルシスト、変態、守銭奴など、人格に何らかの欠陥を抱えた「残念な」キャラクターばかり。
少女漫画のキラキラした世界観の中で、欲望とバイオレンス、そしてシュールな笑いが入り乱れるカオスな学園生活が繰り広げられます。サザエさん方式で歳を取らない彼らの日常は、30年経っても変わらずハイテンションです。
少女漫画の常識を破壊!『HIGH SCORE』が面白い3つの理由
-
全員顔がいいのに中身がヤバい!「残念な美男美女図鑑」としての魅力 本作の最大の特徴は、登場人物たちの「顔と中身のギャップ」です。黙っていればモデル並みの美形たちが、口を開けば暴言を吐き、行動すれば騒動を巻き起こします。その残念さは一周回って愛おしくなるほど。美形キャラが崩壊していく様は痛快で、少女漫画の「理想の王子様・お姫様」という概念を粉々に打ち砕いてくれます。
-
少女誌『りぼん』の限界に挑む!?毒と狂気に満ちたブラックユーモア 掲載誌が小中学生向けの『りぼん』であることを忘れてしまうほど、本作のギャグはエッジが効いています。ブラックジョークやシュールな展開、時には社会風刺さえも織り交ぜた切れ味鋭い笑いは、大人の読者でも思わず唸ってしまうほど。「少女漫画だから」という枠にとらわれない自由奔放な作風が、長年読者を惹きつけてやまない理由です。
-
祝・連載30周年!昔読んでいた大人も違和感なく戻れる安心感 多くの読者が大人になる過程で漫画を卒業していく中、『HIGH SCORE』は変わらぬテンションでそこにあり続けています。久しぶりに読んでも「あ、このノリ懐かしい!」とすぐに世界観に戻れる安心感があります。時事ネタを取り入れつつも、根本的な面白さがブレないため、かつて愛読していた大人が再び手に取っても楽しめます。
『HIGH SCORE』はこんな人におすすめ!りぼんっ子だった大人たちへ
-
かつて『りぼん』読者だった大人 小学生の頃に『りぼん』で読んでいた記憶がある方にとって、本作は「実家のような安心感」と「大人になったからこそ分かる毒気」の両方を味わえる稀有な作品です。
-
スキマ時間に笑いたい人 1話完結型の4コマ漫画であるため、物語の連続性を気にせず、どこから読んでも楽しめます。通勤・通学時間や寝る前のちょっとしたリラックスタイムに、手軽に笑いを摂取したい方に最適です。
-
シュールなギャグを求めている人 王道の恋愛漫画よりも、斜め上の展開や予想外のオチを好む方におすすめです。少女漫画特有の華やかな絵柄で繰り出されるシュールなギャグの数々は、一度ハマると抜け出せなくなる中毒性があります。