伝説のハレンチ・パロディ『けっこう仮面』とは?
鬼才・永井豪とダイナミックプロが世に送り出した、ギャグ漫画の金字塔的作品です。「顔を隠して体隠さず」というあまりに独創的なコンセプトは、漫画史において異彩を放ち続けています。実写映画やOVAなど数多くのメディアミックス展開がなされた有名なタイトルでありながら、原作は全5巻というコンパクトな構成で完結しており、週末の一気読みにも適したエンターテインメント作品です。
恐怖のスパルタ学園と、顔を隠して体隠さぬヒロイン
物語の舞台は、長野県の山奥に孤立する「スパルタ学園」。ここでは「教育」の名の下、学園長「サタンの足の爪」の支配により、教師たちによる理不尽かつ過激な体罰や辱めが日常的に行われていました。 生徒たちが絶体絶命のピンチに陥ったその時、高笑いと共に現れるのが正義の味方「けっこう仮面」です。赤いマスクにマフラー、手袋、ブーツを身に着け、それ以外は一糸まとわぬ姿。彼女はその奇抜なスタイルと身体能力で変態的な教師たちを翻弄し、虐げられた生徒たちを救い出します。
読み手を惹きつける3つの見どころ
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必殺「おっぴろげジャンプ」の破壊力 けっこう仮面の代名詞とも言える必殺技です。敵の頭上高く跳躍し、あられもない姿を晒すことで、相手を戦意喪失、あるいは興奮のあまり自滅へと追い込みます。その圧倒的なインパクトは、作中の敵だけでなく読者の記憶にも強く残ります。
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昭和の名作を大胆にパロディ化した世界観 国民的ヒーロー『月光仮面』をモチーフにしつつ、「正義の味方が全裸」という一点突破のギャグで展開する姿勢は圧巻です。シリアスな劇画調のタッチと、ナンセンスでハレンチな展開とのギャップが、永井豪特有の笑いを生み出しています。
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最後まで続く「正体探し」のミステリー 毎回颯爽と現れては去っていく彼女の正体は、学園の生徒なのか、それとも教師なのか。物語全編を通して「けっこう仮面の正体探し」が縦軸として描かれます。もっともらしい候補者が挙がっては否定され、読者の予想を裏切り続ける展開が、物語を最後まで牽引します。
永井豪ワールドの原点に触れたい方へ
- 70年代のパワーとエネルギーを味わいたい方 現代のコンプライアンス基準では生まれ得ない、規制知らずな勢いと「ハレンチ」なエネルギーを存分に楽しめます。
- 短巻で完結する名作を読みたい方 全5巻という分量は、手軽に読み切るのにちょうど良いサイズ感です。勢いを失うことなく、最終話の結末まで一気に駆け抜けられます。
- リメイク版の「原点」を知りたい方 実写やアニメで名前は知っているものの、原作は未読という方に。多くのクリエイターに影響を与えたオリジナルの破壊力と、漫画ならではのキレのある描写を確認してみてください。