『戦え!オスパー』とは? 幻のSFアニメ原作が電子書籍で復活
1965年にテレビアニメ化されながら、フィルムの多くが失われたことで「幻のSFアニメ」として語り継がれてきた本作。その貴重なオリジナル原作漫画が、全4巻の電子書籍として蘇りました。超古代文明の遺産とも言える本作は、日本のメディアミックス黎明期を知る上で欠かせない、歴史的資料価値を持つ一作です。
ムー大陸の超能力少年!オスパー対ドロメの死闘を描くあらすじ
舞台は現代。人知れず海底ドームで繁栄を続けていた超古代文明「ムー帝国」では、超能力を持つ人々が平和に暮らしていました。しかし、野心を抱く少年ドロメが反乱を起こし、破壊の限りを尽くすべく地上世界へと逃亡してしまいます。ムーの長老たちは、正義感に溢れる少年オスパーにドロメの追跡と阻止を命令。オスパーは国際十字警察の協力のもと、5つの超能力を駆使して、世界各地で暗躍するドロメとの戦いに身を投じます。知略と異能が交錯する、少年たちの孤独な追跡劇が幕を開けます。
『戦え!オスパー』がマニアを唸らせる3つの魅力
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「伊賀の影丸」のSF版とも評される能力バトル 原作者・山野浩一氏の構想による多彩な超能力描写は、同時代の忍者漫画「伊賀の影丸」をSF設定に置き換えたようなスリルと興奮があります。火や水、念動力など、後のバトル漫画の基礎となるような「異能」の駆け引きが、1960年代の筆致でダイナミックに描かれています。
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正義と悪の宿命!オスパーとドロメのドラマ 単なる勧善懲悪の物語に留まらず、同じムー帝国の出身でありながら道を違えた二人の少年の対比が物語の核となっています。地上世界という異郷で、互いにしか分かり合えない能力者ゆえの孤独と、譲れない信念がぶつかり合うライバル関係は必見です。
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「幻の作品」を読む歴史的体験 アニメ版の視聴が極めて困難な現在において、漫画版は本作の世界観に触れることができる唯一無二の手がかりです。レトロフューチャーなガジェットや当時の未来観が色濃く反映された作画は、読むだけで昭和30年代の空気にタイムスリップできるような、貴重な歴史体験を提供してくれます。
昭和レトロSF好き必見!『戦え!オスパー』はこんな人におすすめ
- 1960年代のレトロSFや特撮ファン 昭和レトロな世界観や、当時の空想科学ガジェットにロマンを感じる方に最適です。
- 能力バトル漫画のルーツを探る人 「伊賀の影丸」や横山光輝作品のような、古典的ながらも熱い、知恵と能力を駆使したバトル展開を好む方におすすめです。
- アニメ史・資料価値を重視する人 歴史に埋もれた名作を発掘し、その原点に触れたいという知的好奇心を満たしてくれます。