『わたしの狼さん。』とは?『妖狐×僕SS』著者の原点となる溺愛ラブコメ
『妖狐×僕SS』で知られる藤原ここあ先生による、初期のファンタジー作品です。多くの読者を魅了した「主従・溺愛・人外」という要素の原点が、本作に凝縮されています。全1巻ですっきりと完結する読みやすさがありながら、後に続くファンタジー『dear』の前日譚としても楽しめる、評価の高いラブコメディです。
あらすじ:レベル0の貧乏勇者が、レベル2000の魔王に求婚される!?
人間と魔物が争う世界。レベル0の貧乏勇者・小桃(こもも)は、魔王の首にかかった高額な懸賞金を目当てに、単身魔王城へと乗り込みます。しかし、そこで彼女を待ち受けていたのは、レベル2000という圧倒的な強さを持ちながら、戦うどころか「俺の嫁になれ!」と熱烈に求婚してくる魔王・昴(すばる)でした。
あっけにとられる小桃ですが、突如発生した魔王軍のクーデターをきっかけに、事態は急変。魔王を引退した昴と、なぜか共に旅をすることになってしまいます。最強なのに小桃には絶対服従な“元”魔王との、奇妙で甘い珍道中が幕を開けます。
ここが尊い!長年愛される3つの理由
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元祖「最強×最弱」の溺愛カップル レベル0の勇者とレベル2000の魔王。圧倒的な身分と実力差がありながら、昴は小桃のことが好きすぎて、比喩ではなく実際に犬のように尻尾を振って喜びます。最強の魔王が最弱の勇者にひたすら尽くし、甘やかす姿は本作の大きな魅力。その一方で、時折見せる魔王としての強さとギャップも読者を惹きつけます。
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藤原ここあ節全開のキャラクター 『妖狐×僕SS』のファンなら思わずニヤリとしてしまう、独特のテンポの良い掛け合いは本作でも健在です。素直になれないツンデレ気味な小桃と、愛情表現がストレートすぎる昴。そして彼らを取り巻く不器用で愛おしい登場人物たち。コメディとシリアスの絶妙なバランスが、物語の世界へ引き込みます。
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名作『dear』へと繋がる世界観 本作はこれ一冊で綺麗にハッピーエンドを迎えますが、実はその後の世界を描いた長編ファンタジー『dear』へと物語は繋がっています。本作を読んでから『dear』を読むと、「あの時の二人が…!」という深い感動が待ち受けています。シリーズのプロローグとしても、単体の物語としても完成度の高い作品です。
『妖狐×僕SS』好きなら絶対ハマる!こんな人におすすめ
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藤原ここあ先生のファン 先生が得意とする「ツンデレヒロイン×忠犬ヒーロー」という黄金比が、本作には完璧な形で詰め込まれています。初期作品ならではの瑞々しさと、完成されたキャラクター造形は必見です。
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サクッと幸せになりたい人 全1巻完結のため、長編を読む時間はないが、読後に温かい気持ちになれる作品を探している人に最適です。読後感は非常に良く、ちょっとした息抜きや、心を癒やしたい時におすすめです。
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異種族間恋愛・主従関係が好きな方 人間と魔物、本来ならば敵対するはずの二人が、種族の壁を超えて絆を深めていく過程が丁寧に描かれています。「溺愛」や「主従関係」というキーワードに惹かれる方なら、相性の良い一作です。